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17-D-0971 2018 年 2 月 13 日
株式会社日本格付研究所(JCR)は、以下のとおり信用格付の結果を公表します。
株式会社あらた
(証券コード:2733)【据置】
長期発行体格付 BBB+ 格付の見通し 安定的 債券格付 BBB+
■格付事由
(1) 日用雑貨品卸売業大手。業界第 2位の全国卸で、3位以下の地域卸を大きく引き離している。国内外のメ
ーカー約 1,600 社との取引を有し、化粧品、洗剤、紙製品、家庭用品、ペットフードなど約 12 万品目を
手掛ける。ドラッグストア(DgS)、ホームセンターといった小売業者約5,000社を顧客とし、業態別売上 構成比(17/3期)ではDgSが 47%を占める。全国規模の営業、物流、情報ネットワークを有し、強固な 事業基盤を構築している。
(2) 当社の収益は DgS をはじめとした上位取引先への販売増や商品単価の上昇などにより増加傾向にある。 今後も人手不足を背景とした物流コストの増加が懸念される。しかし、既存取引先との取引深耕、物流セ
ンター内作業の効率化などにより、収益は堅調に推移するとみている。物流体制の更なる強化に向けて、
積極的な設備投資が予想されるものの、キャッシュフロー創出力からみて、財務構成の改善は可能と考え
る。以上を総合的に判断し、格付を据え置き、見通しを安定的とした。
(3) 18/3期の売上高は7,240億円(前期比2.8%増)、経常利益は90億円(同14.8%増)と3期連続の増収増 益を計画している。DgS向けを中心とした売上高の増加、付加価値商品の販売増による単価の上昇や企業
別採算管理の徹底による収益性改善などがその背景にある。19/3 期も既存取引先との取引拡大とともに、
業務効率化などの取り組みにより、増収増益基調を維持するとみている。今後、グループ会社との連携強
化によるシナジー効果、粗利益率の高いプライベートブランド商品の拡販状況が注目される。
(4) 財務構成は改善傾向にある。18/3 期第 3 四半期末の自己資本比率は、転換社債型新株予約権付社債の転 換などにより 27.2%(17/3 期末 26.7%)と上昇した。中期的に首都圏を中心とした物流体制の更なる強 化に取り組む方針であり、従来よりも高い水準の設備投資が予想される。ただ、収益力の強化や運転資金
回転期間の短期化への取り組みによるキャッシュフロー創出力の向上が見込まれ、財務構成の改善が進む
とみている。
(担当)千種 裕之・大塚 浩芳 ■格付対象
発行体:株式会社あらた
【据置】
対象 格付 見通し
長期発行体格付 BBB+ 安定的
対象 発行額 発行日 償還期日 利率 格付
120%コールオプション条項付第 1 回 無担保転換社債型新株予約権付社債 (転換社債型新株予約権付社債間限 定同順位特約付)
60 億円 2016 年 6 月 20 日 2021 年 6 月 18 日 利息を付さない BBB+
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格付提供方針に基づくその他開示事項
1. 信用格付を付与した年月日:2018年2月8日
2. 信用格付の付与について代表して責任を有する者:涛岡 由典
主任格付アナリスト:千種 裕之
3. 評価の前提・等級基準:
評価の前提および等級基準は、JCR のホームページ(https://www.jcr.co.jp/)の「格付関連情報」に「信用格付の
種類と記号の定義」(2014年1月6日)として掲載している。
4. 信用格付の付与にかかる方法の概要:
本件信用格付の付与にかかる方法の概要は、JCR のホームページ(https://www.jcr.co.jp/)の「格付関連情報」に、
「コーポレート等の信用格付方法」(2014年11月7日)として掲載している。
5. 格付関係者:
(発行体・債務者等) 株式会社あらた
6. 本件信用格付の前提・意義・限界:
本件信用格付は、格付対象となる債務について約定通り履行される確実性の程度を等級をもって示すものである。
本件信用格付は、債務履行の確実性の程度に関しての JCR の現時点での総合的な意見の表明であり、当該確実性
の程度を完全に表示しているものではない。また、本件信用格付は、デフォルト率や損失の程度を予想するもので はない。本件信用格付の評価の対象には、価格変動リスクや市場流動性リスクなど、債務履行の確実性の程度以外 の事項は含まれない。
本件信用格付は、格付対象の発行体の業績、規制などを含む業界環境などの変化に伴い見直され、変動する。ま
た、本件信用格付の付与にあたり利用した情報は、JCR が格付対象の発行体および正確で信頼すべき情報源から入
手したものであるが、当該情報には、人為的、機械的またはその他の理由により誤りが存在する可能性がある。
7. 本件信用格付に利用した主要な情報の概要および提供者:
・格付関係者が提供した監査済財務諸表
・格付関係者が提供した業績、経営方針などに関する資料および説明
8. 利用した主要な情報の品質を確保するために講じられた措置の概要:
JCR は、信用格付の審査の基礎をなす情報の品質確保についての方針を定めている。本件信用格付においては、
独立監査人による監査、発行体もしくは中立的な機関による対外公表、または担当格付アナリストによる検証など、 当該方針が求める要件を満たした情報を、審査の基礎をなす情報として利用した。
9. JCRに対して直近1年以内に講じられた監督上の措置:なし
■留意事項
本文書に記載された情報は、JCRが、発行体および正確で信頼すべき情報源から入手したものです。ただし、当該情報には、人為的、機械的、また
はその他の事由による誤りが存在する可能性があります。したがって、JCRは、明示的であると黙示的であるとを問わず、当該情報の正確性、結果、
的確性、適時性、完全性、市場性、特定の目的への適合性について、一切表明保証するものではなく、また、JCRは、当該情報の誤り、遺漏、また
は当該情報を使用した結果について、一切責任を負いません。JCRは、いかなる状況においても、当該情報のあらゆる使用から生じうる、機会損失、
金銭的損失を含むあらゆる種類の、特別損害、間接損害、付随的損害、派生的損害について、契約責任、不法行為責任、無過失責任その他責任原因
のいかんを問わず、また、当該損害が予見可能であると予見不可能であるとを問わず、一切責任を負いません。また、JCRの格付は意見の表明であ
って、事実の表明ではなく、信用リスクの判断や個別の債券、コマーシャルペーパー等の購入、売却、保有の意思決定に関して何らの推奨をするも
のでもありません。JCRの格付は、情報の変更、情報の不足その他の事由により変更、中断、または撤回されることがあります。格付は原則として
発行体より手数料をいただいて行っております。JCRの格付データを含め、本文書に係る一切の権利は、JCRが保有しています。JCRの格付データ
を含め、本文書の一部または全部を問わず、JCRに無断で複製、翻案、改変等をすることは禁じられています。
■NRSRO 登録状況
JCRは、米国証券取引委員会の定めるNRSRO(Nationally Recognized Statistical Rating Organization)の5つの信用格付クラスのうち、以下の4クラス
に登録しています。(1)金融機関、ブローカー・ディーラー、(2)保険会社、(3)一般事業法人、(4)政府・地方自治体。米国証券取引委員会規則 17g-7(a)
項に基づく開示の対象となる場合、当該開示はJCRのホームページ(https://www.jcr.co.jp/en/)に掲載されるニュースリリースに添付しています。
■本件に関するお問い合わせ先
情報サービス部 TEL:03-3544-7013 FAX:03-3544-7026